※このページで紹介する2つのコースは、トップページの地図「小松・城北、城山湖の里山体験」(Google マップ)に掲載されています。
小松ハイキングコース(金刀比羅宮参道)
- 金刀比羅宮参道入口
小松橋の信号北側の小さな橋を渡ると参道入口です。金刀比羅宮へと続く尾根道が、気軽に楽しめるハイキングコースになっています。コース沿いにはさまざまな樹種がみられ、それぞれに樹名板が掛かっています。城山湖までは、ゆっくり歩いて1時間です。 - 小松城址
城郭の形式としては、中世初期の土豪の居館(館城)から発達した谷戸形式の城郭といえます。堀切(空堀)、櫓台、土塁が残っています。 - 川尻穴川のヒノキ林(かながわの美林50選)
参道沿いに位置する、よく手入れされたヒノキ林です。1989年に「かながわの美林50選」の選定されました。 - 評議原(ひょうぎっぱら)
金刀比羅宮から300mほど手前、ゆるいい傾斜地にある広場です。豊臣秀吉に小田原北条氏が攻められたとき、片倉城・津久井城・小松城のそれぞれの武将が落城について相談したところといわれています。
11月中旬くらいから一面のイロハモミジが紅葉することで有名です。 - 金刀比羅宮
1804年に地元の人たちが讃岐の金刀比羅宮に参詣してご神霊をいただき、この地に祀ったのが始まりとされています。厄除け、招福の神様として古くから信仰を集めており、毎年、4月10日と10月第1日曜日にはお祭りがおこなわれています。境内には一年中水を湛えている湧水の池があり、古くは雨乞い祈願の池として知られています。地元では、池をかき混ぜ掃除すれば雨が降ると伝えられています。ここからは、橋本駅周辺、新宿副都心、横浜ランドマークタワーが眺望できます。 - 航空神社
太平洋戦争時、1942年と1943年に相次いで日本陸軍の飛行機が墜落し、乗員全員が死亡したことから、村民がその霊を慰めるために建立されました。 - 城山湖(かながわの探鳥地50選、かながわの公園50選)
海抜280mに位置するこの湖は、津久井湖の水をポンプでくみ上げて地下発電するために造られたものです。静かな湖畔は野鳥の宝庫で、周辺には峰の薬師や高尾山へのハイキングコースがあり、湖畔一周約5kmの散策路には野鳥観察休憩所や展望台も設置されています。 - 城山発電所
日本で最初の本格的な大規模の純揚水式発電所として、1965年に竣工しました。この発電所は、夜間の余剰電力で津久井湖の水を上部の城山湖にポンプアップして貯水し、昼間の電気の使用がピークになったときに放流して発電機を動かし電気の不足を補っています。城山湖と津久井湖を延長1.5kmの水路で結び、この間の落差153mを利用して発電しています。最大出力は25万kwで、約12万戸の家庭で使う電気に相当します。
あじさいの小道
- アジサイとホタル
城北地域の穴川沿い約1.5kmにアジサイ1,400本が植栽されています。6月のアジサイが咲く頃、夏の風物詩としてのゲンジボタルが飛び回ります。水田にはヘイケボタルも見られます。
ほかにも、ホタルは小松川や藤木川沿いでも観察できます。 - 城山自然ふれあい水路
休耕田を利用してつくられた水路で、ゲンジボタルをはじめとした水辺の生き物のためにビオトープも整備されています。6月の「城北里山まつり」の頃、水路周辺にホタルが発生します。